孫正義の人生を描いた「志高く」の名言と要約です。
孫正義が、幼少期からどのようなことを考え、行動し、成功をおさめてきたのか。
孫正義は、何を大事にして、どのように新しいビジネスを考えたのか、見ていきましょう。
孫正義「志高く」の名言と要約
愚直なまでに掘り下げていかないと、男は大きくなれん
一歩一歩積み重ねること。勝ちを拡大していく長い道のりだ。
40代は勝負の時。50代は方面軍の価値を連続させ。60代は東西南北、方面軍で価値を連続させる。
男は賢いばかりじゃダメで、愚直なまでに掘り下げていかないと、男は大きくなれんと述べます。
日本で一番だ。おまえは大物になる
孫正義のお父さんは、うなり声をあげながら、孫正義を全身でほめていました。
すると、子どもは、いつしか自分は本当に大物になれるんだと思いこむようになる。
お父さんから、お前は日本で一番、大物になると言われつづけ、
俺はやればできるんだと思うようになる。孫正義には夢と自信が身についたのだ。
一回限りの人生だから、人類の歴史に残るようなことがしたい
みんなと同じことをしていたら、歴史に残るようなことはできないと考えていました。
人生は短い。若いうちにアメリカに行かなければ、あっという間に人生は過ぎてしまう。
そう考えた孫正義は、単身高校一年生のときにアメリカにわたりました。
人生は限られている。だからこそ、思いっきり生きなくては。そう考えたのです。
発明のプロセスは三つある
孫正義は大学時代から、あらゆる発明を考えようとしていました。
その際に発見した、発明のプロセスは三つ。
- 問題解決法:問題や困難が起きた時、それを解決する方法
- 水平思考:逆転の発想をしてみる方法
- 組み合わせ法:既存のものを組み合わせる方法
1.問題解決法は、丸い鉛筆が転がって困るという問題を、六角形にして解決するという例だ。
2.水平思考は、赤いものを白に、三角を丸に、大きいものを小さく、という形で解決する方法。
3.組み合わせ法は、ラジオとテープレコーダーを組み合わせて、ラジカセという例だ。
孫正義は、名刺を300枚ほど書き出し、それをランダムで3枚抜き出し、
新しい商品が誕生させられないか考えていったのである。
いかなることがあっても約束は守る
孫正義は、アメリカの大学時代に企業し、成功していました。
それが、大学卒業次第、ビジネスを捨てて日本に帰ってしまいました。
その理由は、母との約束を守るためでした。いかなることがあっても約束は守る。
目先のビジネスや利益よりも、とても大切なことなのである。
たかが500億円程度のことで、友情を裏切ったりすると、しょせんその程度の人間だ。
そういう人間に私はならないという哲学をもっています。
高い志が定まれば、強くいきていける
いったん決心がつけば、決心が高まって、いかなる困難にも立ち向かっていくことができる。
孫正義は、これからのデジタル情報社会に貢献するという強い自信、すなわち高い志をたてた。
志をたてて、野心があるとしたら、人に何を言われようとも耐え忍ばなくてはならない。
耐え忍んでいるうちに、人格が磨かれていき、人に慕われる人物になれる。
孫正義「志高く」の名言と要約 まとめ
孫正義は、青春時代に、大きな志をたて、
志をたててからは、誰に何を言われようと、
確実に一個ずつ勝利を重ね、それをどんどん大きく愚直に積み重ね。
確実に勝てる方法を見つけ出し、戦いに臨んでいく。
そのようにして、時代に名を残すような人生を築きあげました。
孫正義のあこがれる、坂本竜馬のように、大きな志をたて、
大事をなすために、一歩ずつ着実に毎日前進していく。
大きなことをなすために、一歩ずつ毎日を積み重ねていくことが大事と説いています。