サラリーマンの究極の資産形成術は「妻を社長とするプライベートカンパニー」を作るということです。
サラリーマンは税金の構造上、いつまでたっても、なかなかお金持ちになれないようになれません。
一方、妻を社長とする、プライベートカンパニーを作ることで、サラリーマンには考えられないような節税が可能になります。
この資産形成術は、サラリーマンでなくとも、独身男性でも独身女性でも、共働き夫婦でも使える、
究極の資産形成方法ですが、サラリーマンの主人と専業主婦の妻を想定し詳しく記載しています。
そんな究極の資産形成方法「いますぐ妻を社長にしなさい」の要約を説明します
サラリーマンの究極の資産形成術「いますぐ妻を社長にしなさい」
「いますぐ妻を社長にしなさい」は、
大手銀行員が著者であり、薦める究極の資産形成術です
サラリーマンがどんなに頑張っても経済的自由になるのは難しいと説きます。
その理由として、サラリーマンには4つの壁があるといっています
- 節税できない「税制の壁」
- 努力が昇給に反映されない「給与体系の壁」
- 副業を禁止する「就業規則の壁」
- 転職するほど給与が下がる「転職市場の壁」
お金持ちになるためにスキルを磨き、必至で働いても、上記の4つの壁に阻まれるので、経済的自由になるのは非常に難しい。
上記を乗り越える、一番の方法として
「いますぐ妻を社長にしなさい」と述べています
妻を社長にする=妻が自分の収入源を手に入れる
妻を社長にする=妻が自分の収入源を手に入れることに、注力する。
これによりどんなメリットが出てくるのでしょうか。
まずは、節税の大きなメリットが出てきます。
例えば、世帯年収が1千万円の家があるとします。
これを夫一人で稼ぐと、
1千万円 X 税率33%=世帯全体で330万円の税金
一方、夫と妻が500万円ずつそれぞれ稼いだ場合
500万円 X 税率20%X 2人= 200万円の税金
つまり同じ1千万円稼ぐとしても、夫一人で稼ぐ場合と、夫と妻二人で130万円も手取りがかわってくるのです
つまり、お金持ちになりたいのであれば、
夫の収入は勤務先からの給料だけにとどめておき、
別の独立した収入は奥さんにもってもらうのが、税金上一番なのです。
妻をプライベートカンパニーの社長にしなさい
プライベートカンパニーを設立し、
妻を社長にすると、沢山のメリットがでてきます。
詳しくみていきましょう
法人は、個人よりも税制が優遇される
たとえば、あなたが500万円稼ぐと、20%の所得税と、10%の住民税の合計30%の税金を払う必要があります。
一方、法人=会社を設立した場合、中小法人の場合は所得税・住民税あわせて21%程度にしかなりません。
そこで、家族全員が税制恩恵を受けられるプライベートカンパニーが役にたちます。
プライベートカンパニーとは、自分法人。
あなた専用の法人を立ち上げることで、税制の優遇がえられて、
個人ビジネスをやる上での信用面や、資金調達の面でもメリットがでてくるのです
妻に独立してもらうのが、夫一人で収入をあげるよりも、税制の優遇がありますが、もっと優遇鵜をうけるためには、
このプライベートカンパニーを立ち上げることなのです。
プライベートカンパニーにより大きな節税効果がある
さまざまな出費をプライベートカンパニーのビジネス費用として計上ができます
たとえば、交通費、自宅家賃、通信費、光熱費、ランチミーティング。
ビジネスに関連したこれらの費用を経費として計上できるようになります
こうした経費を差し引いた後の、残りのわずかな所得に対してしか税金がかからないのです。
上記程度の工夫でしたら、個人事業主でも可能です。
ただし、プライベートカンパニーにすることで、もっと節税ができるのです
プライベートカンパニーによる、もっとスマートな節税とは
従業員(家族)との慰安旅行、出張手当を出す。
マイホームをプライベートカンパニー名義で購入し、
社員となっている家族の誰かに対して、社宅として激安家賃として賃貸する。
プライベートカンパニーに社宅用のマンションを借りてもらって、
それを家族に社宅として賃貸する。
自家用車、ガソリン代、保険料といった費用も、プライベートカンパニーの経費として落とすことができます。
上記の経費は会社にとって経費なので、利益が減って、結果税金が少なくなります。
また、家族が支払う家賃などの支払いも減るという二重にお得なことが発生します
つまり、個人事業をプライベートカンパニーにすることで、経営の自由度が飛躍的に高まるのです。
夫婦二人でつくる「合同会社」=プライベートカンパニーの設立で、プライベートカンパニー経由で色んな資産を買い、資産をまもりましょう。
プライベートカンパニー設立方法
合同会社を作るには、7万円ほどで設立ができます。
また、1日もあればもろもろの作業が終わります。
行政書士に依頼してもいいですし、
自分でネットで調べて設立してもいいでしょう。
一つだけ気を付けた方がいいのでは、資本金は特別の事情がない限り、300万円未満にした方がいいということです。
なぜなら資本金が低いほど、税金が圧倒的に有利だということです
さあ、妻をプライベートカンパニーの社長にしましょう
夫婦の将来のために、資産をプライベートカンパニーに集約することが大切ですが、
妻をそのプライベートカンパニーの社長にしましょう
プライベートカンパニーを設立するからには、ビジネスはやらなければなりません。
おすすめのビジネスは以下の通りだと筆者はのべています
- 小さな金額からはじめられるもの
- 利他的なビジネスであること(他人によろこんでもらえる)
- 簡単に学べて、再現性があり、片手間で手軽にできること
- 家事のあいまでにできて、無理なく続けられること
- 妻が自分でコントロールできるもの
筆者は大家業をおすすめしていますね。
妻が社長をやるとしても、しっかり夫が責任を持ち、
当事者意識をもって、二人で二人三脚でビジネスをやりましょうといっています。
お金はあくまで感謝の気持ちに対して発生するものなので、きちんとこの点を理解した上で、ビジネスをし、
プライベートカンパニーをうまく活用しながら、家族で資産を守っていきましょう。
とても勉強になる一冊だったので、「いますぐ妻を社長にしなさい」おすすめです