ヨーロッパで、飛行機が遅延や欠航したら、お金がもらえるという、
絶対に知っておきたい、お得な話しです。
実は、ヨーロッパ発着の飛行機が、遅延欠航した場合、
お金がもらえる等のサービスが受けられる権利がEU法で定められています(EU 261)。
この法律をきちんと理解しておけば、飛行機遅延やキャンセルで600ユーロ(7-8万円)もらえることもあります。
それでは、どのような場合に、どのようなサービスやお金がもらえるか紹介していきます。
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ヨーロッパで飛行機が遅延欠航したらお金がもらえる話 知らなきゃ損です
飛行機遅延や欠航で、お金をもらえたり、サービスを受けられる適用範囲・条件は
- EU加盟国を出発する便
- または、EU加盟国の航空会社を利用してEU国内に到着する便が対象。
- フライトキャンセルを除き、出発時刻の45分前までに搭乗手続きが終っていること
- 公示運賃を払っての搭乗であること
- 悪天候、ストライキ、政情不安、保安上の危険、予期せぬ飛行安全上の問題を除く
最後の悪天候等は、定義があやふやな部分があります。
航空会社によっては、悪天候で飛行機が遅れた場合も、補償金を支払ってくれる場合があります。
実際に私は悪天候での飛行機遅れで、お金の補償をもらいました。
悪天候等で飛行機が遅れたり、キャンセルとなった場合も、念のため補償のリクエストをしてみるのがおすすめです。
ヨーロッパで飛行機が遅延欠航 どんなサービスや補償をうけれるか
飛行機が遅延や欠航した場合、航空会社から以下サポートや補償が受けれます。
冒頭に記載の通り、これらはEU法261に記載されている、お客の権利です。
- お金・補償金 (具体的に後ほど説明)
- 飛行機遅れを待っている間の、飲食費用
- 必要に応じたホテル宿泊費
- ホテルまでの交通費
- 短時間の電話やE-mail代 (2回分)
- 代替便の無料手配、もしくは購入金額の払い戻し
例えば、フライトがキャンセルされ、翌日にしかフライトできなくなった場合、
翌日のフライトを無料で手配してもらい、ホテルにタクシーで無料で移動し、ホテルに無料で宿泊し、
ご飯も無料で食べて、且つ補償金(ざっくり3-8万円)ももらえるということです。
送れの具合や、代替便の時間等によって、補償内容が変わってきますが、
知ってるととってもお得な内容だと思いませんか?
ヨーロッパで飛行機が遅延欠航 補償金はいくらもらえるか
肝心のお金がいくらもらえるか、いくら補償金が出るのかについてですが、
補償金は距離によって異なります。
- 1500km以下 2時間以上の到着遅れで250ユーロ
- 1501km-3500km 3時間以上の到着遅れで400ユーロ
- 3501km以上 4時間以上の到着遅れで600ユーロ
例えば、EU加盟国のドイツから日本への飛行機が4時間以上遅れたら、600ユーロもらえます。
4人家族での旅行の場合、4X600ユーロ=2,400ユーロ(ざっくり30万円)の補償がもらえます。
フライトが4時間遅れるのはもちろんありがたくないですが、
それで30万円もらえるなら、わたしはおくれてもいいなとおもってしまいます。
いや、むしろ遅れてくれと思います。
ちなみに、フライトキャンセルになり代替便を利用した場合、到着遅延がもともとの予約便の到着予定時刻から計算して
- 1500km以下 2時間以下の到着遅れで 125 Euro
- 1501-3500km 3時間以下の到着遅れで 200 Euro
- 3501km以上 4時間以下の到着遅れで 300 Euro
つまり、お金をもらえる金額が半分になるということです。
ヨーロッパで飛行機が遅延欠航 補償やお金をもらうための申請先
補償金やサービスを受けるために、どうすればいいかという話しです。
これらの補償の申請先については、基本的には直接航空会社に請求します。
フライトが遅延やキャンセルになった場合は、航空会社のカウンターや航空会社のスタッフに、
EU261法にのっとって、補償を受けたいと言うと、
具体的な申請方法や申請先が記載された紙を渡してくれます。
お金の補償やサポートの申請時には、フォーマットが準備されている会社もあれば、
フォーマットがない会社(E-mailで申請)もあります。
フォーマットがない場合は、必ずEU261法にのっとって、補償を申請すると記載してくださいね。
ヨーロッパで飛行機が遅延欠航 実際に補償を受けた事例を紹介
私自身の経験ですが、以下が補償を実際に受け取った事例です。
- ドイツ→日本 ANA便キャンセルで20時間遅れ 600ユーロの補償、ホテル、夜ごはん代
- ポルトガル→ドイツ TAP便 4時間遅れ 400ユーロの補償、昼ごはん代
- ドイツ ベルリン→ミュンヘン Lufthansa 3時間遅れ 250ユーロの補償
これ以外にも5回補償を受け取っていますが、
ANA・Lufthansaはとってもきもちよく補償を支払ってくれました。
断られた事例としては、Swiss AirlineとFlybeですね。
スイスとイギリスはEU域外だからということでしょうかね。
ヨーロッパで飛行機が遅延欠航したら お金や補償がもらえる まとめ
ヨーロッパで飛行機が遅延や欠航したら、お金や補償がもらえることがありますので、
記事をじっくり読んで理解しておいて頂ければと思います。
実際には、細かな規定が航空会社によって異なったりしますので、
お金や補償がもらえるかも!?と思ったら、
きっちり航空会社のカウンターやスタッフに行って、
EU261法にのっとって補償を受けたい!と言ってみましょう。
色々な理由をつけて、サポートを断る航空会社もありますが、
しっかり交渉してできるだけ補償を受けてみましょう。
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